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皮膚科では爪の病気も治療する

どっちが自分に合っている?皮膚科のアレコレ

爪の病気も皮膚科へ

爪の病気も皮膚科へ

爪の病気について

爪は皮膚の一部であるため、爪に異常がある場合は皮膚科を受診することになります。普段あまり気にする部位ではありませんが、爪は健康的な生活を送る上で非常に重要な役割を担います。手の爪は繊細な作業を行うために必要ですし、足の爪は身体を支えて問題なく歩行するために必要です。また、手の爪は人前に出す機会が多いので、ケアを怠ることで外見の悩みに発展する可能性があります。爪の異常や疾患は多岐に渡り、皮膚科の中でも専門性の高い領域です。爪の病気について、どのようなものがあるか詳しく見ていきましょう。

爪水虫

爪水虫はカビの一種である白癬菌が原因で起こる病気です。白癬菌は皮膚のたんぱく質を主な栄養源としていますが、湿気の多い環境や小さな傷などをきっかけに爆発的に増え、バランスが崩れることで発症します。放置すると爪の下の皮膚にも感染が拡大し、爪水虫になります。爪が白く濁り、厚くなったりぼろぼろになったりするのが主な症状です。爪水虫は一般的な水虫用外用薬では効果がないため、飲み薬や専用の外用薬で治療を行います。

爪甲鉤彎症

爪甲鉤彎症は通称「かぎ爪」と呼ばれるものです。多くは足の親指に発症し、爪が何層にも重なって厚くなり、前方に湾曲している状態です。以前までは指先のケガや手術、靴の形状などが原因であることが多かったのですが、最近は何らかの理由で足に力が入らない人や歩行の機会が少ない高齢者が発症するケースも増えています。症状が爪水虫と似ていますが、爪甲鉤彎症は爪水虫に比べて爪がより固く厚い点が特徴として挙げられます。

緑色爪

緑色爪は緑膿菌という細胞が原因で発症します。湿った環境を好み、爪がはがれた部分やネイルアートの隙間に侵入し、繁殖します。爪の表面に発症した場合はネイルアートなどを除去した上で2週間程度清潔に保つことで治りますが、変色はその後もしばらく残る可能性があります。はがれた爪の下に緑膿菌が侵入した場合は爪がはがれた原因から治療する必要があるため、完治までに半年以上かかります。

巻き爪

爪甲鉤彎症と同様、巻き爪も足の親指に多いトラブルです。特に若い女性に多く、これまでハイヒールが原因であると考えられていましたが、近年は指先に正しく力が伝わらないことが原因で起こる可能性も示唆されるようになりました。そのため、外反母趾などの足の変形や爪の伸ばしすぎで起こるケースも増えています。

陥入爪

爪の角が周囲の皮膚に食い込み炎症を起こす病気です。悪化すると爪の側面が腫れて赤くなり出血しやすくなります。非常に強い痛みを伴うもので巻き爪と合併することもありますが、本来は別の病気です。不適切な爪の切り方が原因で起こります。

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