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美容皮膚科と一般皮膚科の違い

どっちが自分に合っている?皮膚科のアレコレ

一般皮膚科との違い

一般皮膚科との違い

目的が異なる

一般皮膚科と美容皮膚科の大きな違いは目的です。一般皮膚科は病気の治療を目的としているのに対し、美容皮膚科はその名の通り「美容」を目的としています。例えばニキビができて困っている時にどちらに行くか考えた場合、ニキビを皮膚疾患と捉えて治療することを目的とするなら一般皮膚科を受診します。しかし、ニキビが治った後の皮膚の赤みや凹凸などは疾患に該当しないため、それらを綺麗に治したいということであれば美容皮膚科を受診する必要があります。
一般皮膚科では抗生物質や外用薬、ビタミン剤、漢方薬などを用いてニキビ治療を行います。炎症が治まった時点で治療は終了となり、予防治療や肌の質向上などの処置は行いません。その点、美容皮膚科では根本的な肌の改善を行っています。レーザーやケミカルピーリング、イオン導入、ビタミンC導入など多岐に渡る治療法の中から患者に合うものを選び、再発予防にも取り組みます。
ニキビができて皮膚科に来院する人は、複数個のニキビに悩んでいるケースがほとんどです。このような人は肌にニキビができやすい状態に陥っているため、今あるニキビを治療してもまたすぐに新しいニキビができてしまう可能性が高いです。本当の意味でニキビを解消するためには、ニキビができにくい肌に改善する必要があります。それを行うのが美容皮膚科というわけです。

治療だけではない

美容皮膚科は肌のトラブルを治し、美しく若々しく維持することを目的としています。例えばニキビをきちんと治すのであれば、ニキビの種類や症状、患者の肌質に合わせた適切な治療法を用いる必要があります。再発を防ぐためには、肌質そのものを変える必要があるでしょう。また、炎症が悪化したことによるニキビ跡や色素沈着、凹凸のあるクレーター型ニキビ跡の治療も、美容皮膚科であれば可能です。

診療内容の違い

美容皮膚科ではほとんどの診療が保険適用外の自由診療となります。一般皮膚科の主な診療内容は「ニキビ」「かぶれ」「蕁麻疹」「アトピー性皮膚炎」「水虫」「ヘルペス」「乾癬」「帯状疱疹」「皮膚腫瘍」「火傷」などです。一方、美容皮膚科の主な診療内容は「ニキビ・ニキビ跡」「しみ・そばかす・肝斑」「しわ・ほうれい線」「赤ら顔」「ほくろ」「あざ」「毛穴の開き・黒ずみ」「妊娠線」などです。
このように、それぞれの診療内容を見るとより違いが分かりやすいでしょう。「皮膚の病気を治したい」「皮膚の病気かもしれない」ということであれば一般皮膚科ですが、「肌を綺麗にしたい」「美容に関する悩みを解消したい」といった時は美容皮膚科の出番です。

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  • 一般皮膚科との違い
    一般皮膚科との違い

    ニキビ治療を例に挙げると、一般皮膚科は炎症が治まった時点で治療が終了するのに対し、美容皮膚科は予防治療や肌の質向上にも取り組みます。病気を治すだけでなく、肌を綺麗にして若々しく保つことが目的となります。