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一般皮膚科で働く際の注意点

どっちが自分に合っている?皮膚科のアレコレ

働く際の注意点

働く際の注意点

これまで培ってきた知識を活用できない

皮膚科は働きやすいというメリットがある一方で、いくつか注意点もあります。まず、これまで培ってきた知識をほとんど活用できない可能性があります。今まで皮膚科以外で働いていた看護師は特に注意が必要です。皮膚科には皮膚疾患の治療や予防、肌トラブルなどあらゆる理由で患者が訪れます。そのため、皮膚疾患に関する知識を必要としない分野で働いていた看護師は戸惑うかもしれません。病棟で褥瘡のケアをしていたから大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、皮膚科には褥瘡に悩む患者が訪れることはほとんどありません。そのため、皮膚疾患に関する知識を学び直さなければならない可能性があることを覚えておきましょう。

場合によっては残業が発生する

皮膚科に限った話ではありませんが、来院患者が多い場合は残業が発生します。特に皮膚科の場合、予約制ではありますが突発的に生じる火傷やかぶれなどの症状で受診する患者が多い傾向にあります。他の疾患の場合、規模の大きい病院の救急外来に行くという選択肢がありますが、火傷やかぶれなどの症状だと「大きい病院に行くほどではないけど苦痛だから診察して欲しい」と考える患者が多いようです。そのため、予約終了時間ギリギリで駆け込みの患者が訪れ、残業が発生して帰宅時間が遅くなる可能性があります。

幅広い年代に対応する

皮膚科を受診する患者の年齢層は幅広いです。乳児から80歳以上の高齢者まで、様々な人が訪れます。そのため、看護師は幅広い年代に対応する能力が求められます。「子どもが苦手」「高齢者との接し方が分からない」など、一定の年代に対して苦手意識を持っている人は働きにくいかもしれません。

覚えることが多い

皮膚科は特殊な器具が多く、それらの器具の準備は基本的に看護師が行います。そのため、様々な器具の名称と用途を覚える必要があります。また、外用薬のステロイドなどは病院では総称で呼ばれますが、皮膚科の場合はそれぞれの名称や種類、用途などが指定されているため細かく把握しておかなければなりません。皮膚科の経験がない人は外用薬を覚えることに苦労する可能性があります。
また、クリニックで働く場合、病院のように新人として丁寧に教育してくれる機会が少ない傾向にあります。入職時点で問題なく仕事ができると見られている可能性があるため、器具の選定ミスなどで怒られてしまうかもしれません。一般皮膚科のクリニックに転職する際は、あらかじめ皮膚疾患や外用薬、使用する器具などを学んでおく必要があるでしょう。

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